ライフステージとは
年齢にともなって変化する生活段階をいいます。 就学、就職、 結婚、出産、子育て、リタイアなどのライフイベントを経過しながら、それぞれのステージで家族構成や家計などが変わります。 それぞれの段階は連続性があるものの、節目によって、次の段階の生活環境や“生き方”は大きく変容しますし、場合によっては、環境に適応するために生活スタイルや考え方、仕事の仕方等、様々なものを変化させる必要が出てきます。
では、そのような環境の変化に私たち歯医者はどのように寄り添っていけば良いのでしょうか。
初診コンサル
患者様の治療をしていくうえで『初診コンサル』の時間がとても大切だと思っております。
患者様には2回目の来院時に、お時間を少し長めに頂戴しております。
私は、単に歯を治療している訳ではなく、患者様の人生の一端を担っているという気持ちでいつも診療を行っています。
歯の治療は単純にみえるようで、実は複雑で、治療のひとつひとつがその方の今後の人生に深く関わってくるのです。
ですので、患者様と相談し、一緒に治療方針を決めていくことがとても重要になっていきます。
当院では、治療に入っていく前に必ず患者様とのお時間を取らせて頂き、ご納得していただいたうえで治療を行います。
こちらの専門的な治療提案と、患者様の現在の生活背景、基礎疾患、ライフステージなどを照らし合わせたうえで治療方針を決定していきます。
一度触ってしまうと、二度と元の状態には戻せないので、ご納得されないまま治療を行うことはありません。
ライフステージに応じて必要な医療は異なるので、それぞれに適した治療計画を立案することを常に意識しています。
普段の診療では中々長いお話の時間が取れないので、歯科衛生士さんにも手伝ってもらいながら、患者様に寄り添えるお時間をつくっています。
ご自身の身体の治療ですから、色々ご不安もあるかと思います。お気軽にご相談ください。
資料取り
歯列矯正などをする為には、まず患者さんのお口の中が今どのような状態なのか知る必要があります。
ねんどみたいなもので歯型を採り、その型に石膏を流し模型の作製やレントゲン写真を撮影し、
それを元に今の歯の位置を分析していきます。
治療をきちんと行っていくうえで、資料取りはとても大切です。
①口腔内写真
お口の正面・上顎・下顎・右側・左側と写真を歯科用の口腔内専用カメラで撮影します。
来院時の歯や歯肉の状態を記録することによってこれから始まる治療の経過を残すことになります。
②顔貌、全身写真 の撮影
現在のお口の中の状態を把握して、噛み合わせの状態や歯並びの中心、笑った時の歯の見え方などの記録を取ります。
③デジタルレントゲン(パノラマ)
目視だけでは診ることのできない歯の根っこの状態、骨の状態、上下の顎の形、バランス、歯の傾斜角度を二次元像で知る事が出来ます。
④CT(横顔のレントゲン写真)、セファロ
二次元のパノラマ画像ではわかりにくい場所を、3D画像で確認します。
立体的に顔面をみることで、二次元像ではみえない場所まで診断していきます。
⑤歯の模型作製
現在の歯並びの模型と治療のゴールを想定した歯並びの模型を作ります。
⑥歯周基本(精密)検査
基本的には歯科医師または歯科衛生士さんがこの検査を行います。
歯茎の状態を検査します。健康な歯肉か?歯肉炎か?歯周病か?
また歯周病も軽度か?重度か?
歯を支える骨がやせて、歯がぐらぐらしていないか?歯と歯茎の間から血が出ていないか?など、沢山の情報をカルテに記録していきます。
⑦カリエスチェック
歯の状態をチェックしカルテに記録し、虫歯や詰め物の情報を取得します。
このように、実際にお口全体の治療に入る前に問診から資料取りを経て、やっと治療計画を立てることになります。
一度治療にはいってしまうと現在の状態がわからなくなってしまうので、将来過去を見返したときにもこの時にどういう状況だったのか、わかるようにも記録を取っておきます。
どの段階でどう変化したのか、その結果から考えられる背景を考察したりすることにも利用できます。
患者様にはお手間をおかけいたしますが、大切なことですのでご理解頂ければと思います。
大人と子どもでの「矯正治療の効果の違い」
抜歯の可能性と治療期間に違いがあります
大人と子どもの矯正治療の決定的な違いは、成長途中にあるかどうかということです。
子どもは成長段階で骨が軟らかいため、成長する力を利用して顎の成長を正しく促すことでスムーズに治療することができます。
そのため、抜歯することなく治療が終了するケースもたくさんあります。
一方、成長する力のない大人は骨が硬く、歯が動きにくいために抜歯の可能性が高まります。
また、治療期間は子どもよりもかかりますが、装置を正しく使うことで歯並びはキレイに整えることができます。
当院の治療方針
歯並びを整えることは虫歯予防・歯周病予防にとても効果的です。
口腔内清掃の効率を飛躍的に向上させることができるという事は、生涯に渡って機能的な口元を維持出来る確率が高まります。
すでに歯を失っている患者さんに対してインプラントはとても効果的です。
他の歯牙に負担をかけなくて済むという事は、口腔内全体に良い影響をもたらします。
ですが、どんなに良い材料であってもご自身の歯に勝るものはありません。
よく患者様とお話していますと、見た目のために歯を矯正したい、白くしたいとおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
私は、お口の中に興味を持って頂けるのであれば、きっかけは何でも良いと思っています。
ですが、矯正の本来の一番大切な目的は正しい噛み合わせをつくることなのです。
見た目だけを治しても、噛み合わせが悪いままだと、将来的にもお口の中だけではなく、頭痛や肩こり、全身のバランスが崩れたりとトラブルが出やすいです。
また、噛み合わせは家づくりの土台と同じ役割なので、噛み合わせさえしっかり作っておけば、その後もし治療が必要になったとしても治療は比較的スムーズに行うことができます。
一言に噛み合わせといっても、患者様の生涯でとても重要な役割を担っているのです。
私自身の夢は、笑顔があふれる歯科医院を創る事です。
生涯自分の歯で食事をし、健康な身体を保ち、会話をして欲しいと願っています。
全ての治療は患者様が一生涯自分の歯で生活できる口腔内環境を、共に作っていくために必要なものです。
私達はその為のお手伝いをする事で患者様との信頼関係を築いて参ります。
大阪市北区豊崎4-5-16-1階
中津まさデンタルクリニック
院長 渡部 雅友
Tel:06-6373-8825(歯はにっこり)