こんにちは🌞
中津まさデンタルクリニックです✨
最近、寒暖差が凄いですね💦皆様、お身体に気を付けてください(*´ω`*)
さて、今日はドライマウスについてお話させて頂きます。
ドライマウスはさまざまな原因で唾液の分泌量が低下し、口の中が乾燥する病気です。
糖尿病や腎不全などの病気を介して起こることもあれば、ストレスや筋力の低下、さらには薬の副作用で起こることもあります。
例えば更年期障害に悩んで抗うつ剤を飲み、その副作用でドライマウスになり、唾液が出ないことにストレスを感じて、さらに強いドライマウスになっていく。
つまり、複合的な病因によって、ドライマウスが発症します。
ストレス社会は人々に緊張をもたらし、そのため常にのどの渇きを訴える人が増えています。
また、現代社会では、やわらかい食べ物を好むようになり、咀嚼時間は昔に比べてずいぶん短くなりました。
かむという行為は唾液の分泌を促しますが、唾液を分泌する唾液腺は筋肉によって裏打ちされています。
その筋肉が衰え、唾液の分泌量がますます低下しドライマウス症状になるのです。
ドライマウスはまさに現代病であり、患者さんは増え続けています。
このまま放置して対処しなければ、むし歯や歯周病だけでなく、誤嚥下性肺炎などの全身疾患になる可能性があります。
また、ドライマウスの症状は膠原病の一つである難病のシェーグレン症候群でもあらわれます。
☆こんな症状はありませんか??
・口の中の粘つき
・舌の痛み
・口臭
・乾いた食品を食べられない
・食べ物をうまく飲み込めない
口の中が乾くと、唾液の持っている自浄作用が失われ、通常よりも感染症になりやすくなります。
特に高齢者は、そのまま放置しておくと、食べ物を飲み込む能力が低下する摂食嚥下障害から重篤な病気になりかねません。💦
ドライマウスに対し、診断の中心的な役割を果たすのは、お口のスペシャリストである歯科医です。☺
まず、問診・触診のほか、口腔内診査や唾液量検査などを用いて複合する病因を特定していきます。
次に、それぞれの原因に対してさまざまな治療法を組み合わせ、その要素をひとつずつ取り除いていくことになります。
歯科での実際の治療には、人工唾液や保湿ジェルなどを用いる対症療法、唾液分泌促進剤による薬物療法、筋機能療法などがあります。
しかし、ドライマウスは全身疾患のひとつの症状として口腔に現れることが多く、歯科と医科の連携が非常に重要です。
ドライアイ(乾燥性角結膜炎)を併発しているなら眼科医と、更年期障害なら婦人科医と連携して患者さんを診ていきます。
高血圧症に用いられる降圧剤はよく口の中が乾きますが、この治療薬を服用している場合は循環器内科と連携し、薬剤の変更や減量で対処していきます。
また、シェーグレン症候群であると診断されれば、膠原病を専門とする内科医の協力を得ることになります。
このようにドライマウス治療においては歯科医が窓口になります。
口の乾きを覚え、生活の不便さえも感じるようになったらお近くの歯科医に相談していただきたいと思います。
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