こんにちは☺
中津まさデンタルクリニックです。
暑い日が続きますね💦
沢山食べて、歯磨きをして、乗り切っていきましょう(*´ω`*)!!!
さて、今日は妊婦検診についてお話させて頂きます。💗
当院では、積極的に妊婦検診を行っています。
妊娠、出産を境に虫歯や歯周病になってしまうことは多くあります。
ご自身や、ご家族、そして新しくお迎えする赤ちゃん👼のために、是非早いうちからの検診をお薦めします。✨
虫歯のリスク
妊娠中のつわりがひどい場合は食事が一度に十分とれないこともあり、小分けにしてとるため口腔内がいつも酸性になっていることが多く(ブログよりステファンカーブ参照)、また吐き気等によりブラッシングが十分にできないために虫歯になりやすくなっています。
また出産後も育児で忙しくなり、自分自身のことが十分にできなかったり、離乳食に合わせて母親自身も口腔内に食物を摂取する回数が増えることによって酸性の状態は続きます。
妊娠中に確実にブラッシングができない場合はやはり定期的に歯科医院で歯石を取る等の処置が必要になってきます。
妊娠、出産を境に虫歯や歯周病になってしまうことは多々あります。
また、細菌は母子感染するので、子供に感染させないためにも母親自身の十分な口腔内ケアは重要なのです。
歯周病と早産のリスクの関係性
歯周病を持っている母親の早産のリスクは7倍になる。
母親が歯周病にかかっている場合の胎児への影響についてはいくつも報告がありますが、早産や低体重児出産等がその代表的なものです。 歯周病の原因菌は歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、血液と共に全身をめぐり臓器や器官に侵入します。こうした菌は羊水中にまで影響を及ぼし、早産、低体重児の原因となることがわかってきました。
ノースカロライナ大学の歯周病学教授Steven Offenbacherらの研究によると歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、膣感染症が起こっていると報告しています。リスクの割合は歯周病がない母親にくらべて歯周病を持っている母親の早産のリスクは7 倍になると報告しています。
ちなみに飲酒をする母親の早産のリスクは3倍です。
歯周病をきちんと治療し、ブラッシングをしっかり行うことでそうしたリスクは防げます。
そのためにも、妊娠前にきちんと検査を受け治療を終了させておくことと、妊娠中および出産後にケア-を受けることが必要です。
妊娠中の歯科での治療について
妊娠中のお母さんである妊婦さんは、何点かの注意事項さえ守れば妊娠中でも虫歯治療を受けることは十分可能です。
ただし、妊婦さんが虫歯治療を始めとする歯科治療を問題なく受けることが出来る時期はある一定期間に限られているのと、治療中に飲むことが出来る薬の種類はある程度限定されてしまいます。
①歯を削る治療
たとえ妊娠中であっても、虫歯を治す目的で歯を削る治療を受けることは可能です。
ただし、妊娠中の妊婦さんが歯を削る治療を受けることが出来る期間は限られており、妊娠中の時期によっては治療を避けた方が良い期間も存在していますので、その場合には応急処置を受けておくだけにとどめた方が良いでしょう。
②歯の神経を抜く治療
虫歯の症状が進んで歯の神経にまで虫歯がおよんでしまった場合には、歯の神経を抜く抜髄治療を行わなくてはなりません。
抜髄治療については、妊娠中の妊婦さんでも麻酔を使用して抜髄を行うことが問題なく出来ます。
時期によりますが、麻酔の使用は妊婦さん、そしてお腹の中の赤ちゃんには影響はないと見てかまいません。
③歯周病の治療
歯ぐきが腫れたり出血する軽度の歯周病は、妊娠中の妊婦さんでも治療を受けることが出来ます。
妊婦さんは軽度の歯周病である歯肉炎を発症する人が多く、およそ半数の妊婦さんに歯ぐきの腫れおよび出血などの症状が確認されています。
妊婦さんが歯肉炎を発症しやすい理由は、一部の歯周病菌は女性ホルモンをエネルギー源として活動しており、妊娠中の妊婦さんの体内で女性ホルモンの働きが活発になることでお口の中の一部の歯周病菌が増殖しやすい環境が出来上がってしまうためです。
妊娠中の歯肉炎の治療についてですが、治療は虫歯治療と同様に慎重に様子を見ながら行うこととなります。
虫歯や歯周病治療が可能な妊娠中の期間について
妊娠中は「安定期に治療」が基本(*´ω`*)
上の項では、妊婦さんでも妊娠中に歯科治療を受けることが出来ます、とお伝えしましたが、妊婦さんが妊娠中に治療を受ける場合には、安定期である「妊娠5か月~8カ月目」(妊娠16週~27週頃まで)に治療を受けることが原則となります。
理由は、安定期の時期であれば歯科治療などの処置を行ってもお腹の中にいる赤ちゃんにも影響が出にくいためであり、もし、妊娠中に歯が痛い場合には安定期に治療を受けることが適切とされています。
これに対して、妊娠初期にはつわりがひどくなり気分が悪くなるなどして治療を落ち着いて受けることが出来ないため、妊娠初期の期間中は歯科治療を受ける場合でも応急処置程度でとどめておくのが良いでしょう。
また、妊娠8~9カ月目以降については、お腹の中の赤ちゃんも大きくなり、母体のお母さんにも負担がかかる時期であるため、妊娠初期と同様に歯科治療は応急処置程度にとどめておくのが望ましいです。
麻酔が赤ちゃんに与える影響
一般的に歯科治療で使われる麻酔は局所麻酔であり、母体である妊婦さんの胎盤を通じて麻酔薬がお腹の中の赤ちゃんに届けられてしまう、といったことはありませんので、妊娠中でも麻酔を使って問題なく歯科治療を受けることが出来ます。
歯科用レントゲンが赤ちゃんに与える影響
歯科治療の際にはレントゲン撮影を行い、患者様のお口の中の状況を撮影することもあります。
妊婦さんのレントゲン撮影可能時期は、約妊娠24週(6か月)以降になります。(産婦人科の先生と要相談)
レントゲン撮影の際のひばく量についてですが、1回の歯科用レントゲンで患者様が受ける放射線量はおよそ「0.01ミリシーベルト」であり、これは原発から発せられる放射線を浴びても健康に問題がないとされる放射線量である年間1ミリシーベルトの「100分の1」の数字となるため、極めて少ない放射線量であるほか、撮影時にはひばく量を軽減する防護エプロンを装着していただきますので、歯科用レントゲンがお腹の中の赤ちゃんや母体に与える影響はほぼない、と考えて大丈夫です。
妊娠中は産婦人科の先生ともよく相談しながら、治療を進めていきましょう(*´ω`*)
お母さまのお身体と新しい命の健康を願っています。✨
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