こんにちわ(^^)/ 中津まさデンタルクリニックです。
最近益々涼しくなってきましたね。お身体にもお気をつけください。
本日はブラッシングについてお話させて頂きます。
ブラッシングの目的は〈歯垢〉を取り除くこと
お口の中には多くの細菌が住んでいます。 大人の口の中には、300~700種類の細菌が生息しているといわれます。 その中には良い菌や悪い菌など様々な種類の細菌がいるのです。
歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり歯を磨かない人では4000~6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌がすみ着いています。
虫歯や歯槽膿漏、歯肉炎を引き起こす原因菌は歯垢(プラーク)にあります。
歯垢は細菌のかたまりです。この歯垢を毎日の正しいブラッシングによって取り除いておかないと、健康な歯を維持することができません。虫歯が原因で頭痛、肩こり、内臓疾患などを引き起こしたりすることもあります。 集中力の低下にも繋がり、仕事や勉強の能率も下がってしまいます。毎日をより快適に過ごし、食べ物をおいしく食べる為にも、正しいブラッシングはとても大切です。
歯ブラシの選び方のポイント
1.大きさ
大きい歯ブラシでは口の中で動きが取れません。歯の奥まで届くような、小さめの歯ブラシを選びます。使う人の上の前歯2本分くらいがいいでしょう。
ですが、磨き残しの量によっては大きい歯ブラシのほうが良い場合もあるので、それぞれに合った歯ブラシを歯科衛生士さんにアドバイスしてもらいましょう。
2.硬さ
やや硬めで毛先に弾力性のあるものがオススメですが、歯肉炎などの症状のある方は、すこし柔らかめのものを使用し、回復してきたら少しずつ硬めのものにしてみましょう。
・歯ブラシの取り替え時期
歯ブラシを背の方から見て、毛先が柄からはみ出してきたら、取り替えの時期です。
二週間くらいで細菌も溜まってきますので、 交換時期の目安としては、ひと月に一本くらいをおススメします。
☆虫歯予防効果がアップする歯磨き方法
今回は北欧スウェーデン式歯磨き法にトピックを当ててご説明いたします。(*^_^*)
スウェーデン式歯磨きとは、歯磨きのあとに虫歯予防に効果を発揮するフッ素をより多く口内に残すために考案された歯磨きの方法です。
お口の中のフッ素濃度が最も高いのは歯磨きをした直後で、口をゆすぐ回数と比例して減少します。
その後、歯の汚れや食べかすを洗い流す唾液の自浄作用によって、さらに口内のフッ素濃度は低下していきます。
スウェーデン式歯磨きはブラッシングのあとに口をゆすがないため、通常の歯磨き方法と比べてフッ素が口に留まりやすく、虫歯菌の活動抑制、再石灰化の促進、歯質強化の3つの効果により、高い虫歯予防効果が期待できます。
☆歯磨き粉をゆすがないスウェーデン式歯磨きのポイント
スウェーデン式歯磨きは歯磨き粉の使用量や磨いたあとのうがいの方法が通常とは異なるため、ポイントを押さえて正しく効果的に行いましょう。
寝ている間は唾液の分泌が減り、口の中の自浄作用が低下するため、虫歯菌などの細菌が増えやすく、虫歯になりやすい時間帯です。特に就寝前にフッ素入りの歯磨き粉を使用すると、虫歯菌の増殖を抑えられるのでおすすめです。
1.フッ素配合の歯磨き粉をたっぷり使う
フッ素配合の歯磨き粉を2cmほど歯ブラシに付けます。このとき、歯ブラシを濡らすと水でフッ素が薄まるため、濡らさないで使うことがおススメです。
2.歯に満遍なくフッ素入りの歯磨きを行き渡らせる
歯全体に歯磨き粉が行き渡るように歯を磨きます。歯磨きのあと口をゆすがないことに抵抗のある方は、いつも通り口全体を磨いて口をよくゆすいだあとに、フッ素入りの歯磨き粉を塗りつけるようにして歯全体に行き渡らせる、2度磨き(ダブルブラッシング)を行うと良いでしょう。
3.口の中の泡を吐き出す
歯磨きが終わったあとに口の中の泡や唾液を吐き出し、口はゆすぎません。べたつきや気持ち悪さがあるときは、15ml(大さじ1杯)ほどの少量の水で1回だけ口をゆすぎます。
ちなみに…筆者はそのままだと気持ち悪いので一回だけゆすぐようにしています(^_-)-☆
4.30〜120分は飲食しない
飲食によりフッ素が流れてしまい、口内のフッ素濃度が低下するため、歯磨きのあと30〜120分は飲食を控えましょう。
☆口をゆすがないときのフッ素入り歯磨き粉の選び方
ライオン チェックアップ スタンダード
最高濃度の1450ppmフッ素を配合した大人用の歯磨き粉です。低発泡・低刺激・低研磨性で歯に優しく、高い虫歯予防効果が期待できます。
ライオン チェックアップ コドモ
フッ素を950ppm配合した、低発泡・低刺激・低研磨性の子ども用歯磨き粉です。フッ素症のリスクを考慮してフッ素濃度が調整されており、ストロベリー、グレープ、アップルの3種類のフレーバーでお子さまも楽しく歯磨きできます。
ブラッシングの基本 ―小さめの歯ブラシで1本1本丁寧に、意識して磨きましょう。
1本1本丁寧に歯垢を取り除くことがブラッシングの基本です。
鏡を持って目で磨くと磨き残しが減ります。 1.力を入れすぎない。ゴシゴシではなくサラサラと。
2.磨く場所によってブラシの持ち方を工夫する。
3.磨きにくいところから決める。磨く順序を決める。
※ひとりひとりお口のリスク、どこを重点的に磨くなどは異なりますので担当の歯科衛生士さんに指導を受けましょう!
・スラッピング法(一般的)
歯肉と歯に対してブラシを直角にあて、小刻みにふるわせる。1ヶ所に20~30回
・バス法(歯周病改善)
歯肉と歯の境目にブラシを45度の角度であて、歯周ポケットの中に歯ブラシの先を入れて優しくふるわせる。
・フォーンズ法
外側/歯肉と歯に対して直角にあて、円を描くように上下の歯を一緒に磨く。
内側/あごの内側から歯の裏側にかけて、大きく往復を繰り返しながら全体を磨く。
いかがでしたか?
普段何気なく選んでいる歯ブラシも特徴を知って選ぶ事で虫歯など様々なことを予防する事が出来ます。適切な歯ブラシ選びを心がけてみましょう。!(^^)!
何か気になることがあればお気軽にお問合せ下さい。
中津まさデンタルクリニック
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