こんにちは、中津まさデンタルクリニックです。
日中は、まだまだ暑い日が続きますね(;’∀’)皆様、温度変化で風邪をひかれませんようお気を付けください。
本日は、歯と栄養についてお話させて頂きます。
まず初めに、、
丈夫な歯を作るには?
丈夫な歯を作るには、偏った食事をせず、バランスの良い食事をすることが大切です。
歯はカルシウムで出来ているから、カルシウムを摂れば丈夫な歯が出来ると考える方もいらっしゃいます。
確かに歯の成分にカルシウムは多く含まれているので、カルシウムが足りないと歯がもろくなるような感じがするのも無理はありません。
事実、歯の発育途中のカルシウム不足は、歯に何らかの影響を与える可能性があります。
永久歯は、乳歯の下で幼児期に少しずつでき始めます。この時期にカルシウムが不足してしまうと永久歯が弱くなる原因になります。 乳、乳製品、魚介類、野菜といったカルシウム源を質の良いたんぱく質などといっしょにバランスの良い食事の中で摂っていくことが大切です。
永久歯が生えたあとや大人の方では、いくらカルシウムを摂っても歯を強くすることは出来ませんので幼児期から気を付けましょう。
歯を作る上で、必要な栄養素には次のようなものがあります。
たんぱく質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、カルシウム、リンです。
これらの栄養素を、バランスよく過不足の無いように摂ることを心がけましょう。
永久歯が生えたあとの食生活は、、?
では、永久歯が生えたあと、どのような食事に気を付ければ良いのでしょうか?(*^^)v
お口の中では、脱灰と再石灰化が繰り返し起こっています。脱灰とは、酸などにより歯の表面からミネラルが溶け出ることです。再石灰化とは、脱灰により歯から溶け出たミネラルを元に戻す唾液の自然治癒のメカニズムのことです。
この再石灰化によって唾液が表面のエナメル質の結晶を新しく形成し、初期虫歯を元の健康な状態に戻してくれます。
歯の再石灰化に必要なミネラルは、リンやカルシウムです。これらは唾液中に含まれて歯の表面に運ばれます。
リンはインスタント食品や加工品、タンパク質の多い食べ物に多く、肉や魚、卵、乳製品などに多く含まれます。普通に生活している状態ではよほど不足しない栄養素です。
カルシウムは、牛乳、乳製品に多く、これらは吸収率も高いのでおすすめです。日本人は外国と比べ、食生活においてカルシウムが不足しがちなので、日常生活で積極的に摂るよう心がけましょう。
これらの不足しがちな栄養素を補うには、クリームシチューなどがおすすめです。牛乳が苦手な子供も比較的食べやすく、定番野菜の人参にはビタミンAが、じゃがいもにはビタミンCが多く含まれます。
ここにブロッコリーやきのこ、レンコン、鮭などを加えるとバランスの取れた栄養満点のシチューになるのでおすすめです。
調理の際には、人参はよく洗って皮を剥かずに入れたり、ブロッコリーは茎も皮を剥いて入れるなどすると、栄養を逃さず摂ることができます。
勿論、嫌がるのに無理に食べさせる必要はありません(#^.^#)それぞれのお子さまの好みに合ったメニューで是非試してみてください。
もし親御さまに時間の余裕があればお子さまにご飯づくりを手伝ってもらうことで、食材やご飯により興味をもって貰えればと思います。
また生えたばかりの永久歯は幼若永久歯といい、とても弱く虫歯になりやすいので食事以外でも注意が必要です。
美味しくご飯を食べたあとはいつも以上にしっかりとした歯磨き、虫歯予防を心がけましょう。(*^^)v
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