こんにちは。中津まさデンタルクリニックの渡部雅友です。
本日は歯周病と高血圧・糖尿病の関係性についてお話させて頂きます。
●高血圧とは?
高血圧とは血圧が高い状態が続く病気です。血圧とは、血管の中を血液が流れる際に血圧の壁にかかる圧力のことです。健康の人の血圧は収縮時血圧が140mmHg未満、拡張期血圧は90mmHg未満です。この数値がいずれかでも高い場合は高血圧になります。血圧が高くて特別な特徴が現れない場合もあるため、からだの中では知らず知らずにのうちに高血圧の影響を受けてしまっていることがあります。
血圧が高い=血液の壁に強い圧がかかり血管を痛めつけてしまい老化現象が早く進む
血管は全身を張り巡らされていて、高血圧の影響は全身に及びます。具体的には脳梗塞・腎不全・眼底出血・心不全などを引き起こします。
●歯周病と高血圧の関係性
高血圧の方では歯周病がある方が無い方に比べて血圧が高かったと報告されています。歯周病を生活習慣病とみなした場合、喫煙習慣と肥満状態になる生活習慣病と観 関連も示されています。肥満は高血圧の明らかな危険要因であることから、歯周病と高血圧の関連は特殊な肥満特にメタボリック症候群が関係されているいることも推定されています。
歯周病と高血圧は意外にも関係性があります。歯周病を改善することで高血圧も改善されるかもしれないと言われているのは事実です。高血圧で内科に通われているいる方は一度歯周病のチックをしに歯科医院に定期検診に行くことをおすすめします。
●歯周病と糖尿病の関係
歯周病と糖尿病はどちらとも代表的な生活習慣病です。糖尿病は喫煙と並んで歯周病の二大危険因子です。歯周病は腎症・網膜症・神経障害・大血管障害・細小血管障害に次いで第六番目の合併症であり、この二つは密室な関係と言えます。しかし慢性炎症として歯周病を治療することで糖尿病をコントロール状態が改善されると言われています。
●糖尿病の人は歯周病になり易い
歯周病は、歯肉の境目のポケットから細菌の感染による慢性の炎症性疾患です。その出でき方や進行の進み方は体の抗体性が大きく関わってきます。糖尿病があると歯周病関連細菌により感染しやすくなり、炎症により歯周組織が急速に破壊され歯周病が進んでしまいます。
●歯周病がもたらす糖尿病への影響
慢性炎症として歯周病の存在により血糖値は上昇し、糖尿病のコントロールを困難にしていきます。また歯周炎も進行していくという悪循環に陥ります。
●歯周病治療が糖尿病に与える影響
適切な歯周病治療を行うことにより、糖尿病のコントロール状態を表す糖化ヘモグロビンが改善されます。糖尿病患者で歯周病を伴っている場合は早めに歯周病の改善を図ることが重要になってきます。
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