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矯正治療には全ての歯を動かす包括的（全顎的）矯正治療（COT :Comprehensive Orthodontic Treatment）と、
必要な部位のみ動かす限局的矯正治療（LOT:Limited Orthodontic Treatment）があります。
どちらの方が簡単というわけではないのですが、
限局的矯正治療は特定の歯のみに集中して治療を行うものなので治療期間が短いことが多く、
費用も包括的矯正治療に比べると安価になります。
こちらの患者様は上顎前歯部の離開を主訴として来院されました。
全体の噛み合わせを矯正していくことやマウスピースを用いた矯正治療も提案させていただきましたが、希望によりワイヤーを用いた部分的な限局的矯正を行うことになりました。
また、下顎の叢生も同時に治しておかないと前歯が強く当たりすぎてしまうため、再度離開してしまう可能性が高くなるため下顎も同時に行うことになりました。
上顎の前歯部については２ヶ月ほどで閉鎖することが出来ました。
実は下顎前歯の矯正の方が困難なことが多く、今回の場合は歯と歯の間を僅かに削らせていただき、並べていく方法をとりました。
歯の表面の硬い組織のみを削る方法ですので、これによりむし歯になったり知覚過敏になってしまうリスクはほぼありません。
綺麗な歯並びになりました。
上下とも行うことで後戻りの可能性を減らすことが出来ますし、何より清掃性がとても良くなります。
| 術前 | 術後 |
ブラケット（歯のボタン）を外した後は後戻りしやすい時期になりますので、後戻り予防のため透明なリテーナーをしばらく使用していただきます。
| 術前 | 術後 |
中津まさデンタルクリニックでは患者様一人ひとりに適した治療計画を立案し、希望に沿った治療を提供できるようコンサルテーションを重視し、治療に満足していただけるよう心掛けております。
まずはご相談だけでも結構ですので、ぜひ一度ご来院いただければと思います。
中津まさデンタルクリニック
渡部 雅友