こんにちは。中津まさデンタルクリニック院長の渡部雅友です。
突然ですが、皆さんは「歯科の治療」についてどんなイメージを持っていますか?
「回数がかかる」「なかなか終わらない」こんなイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか。実際に仕事や学校・家事などをしながら毎回治療の時間を作ることは大変ですよね。 「痛くない」「面倒くさい」などと思ってしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、治療を中断させてまま放置してしまうと、残せるはずだった歯の神経を失ったり、歯そのもの自体を失ってしまう可能性があります。本日のブログでは「治療を途中で中断してしまった時のリスク」についてご紹介していきます。
「歯の根の治療を途中で中断してしまうと・・」
・根管治療(歯の根の治療)はむし歯などの影響によって細菌に汚染されて根管(神経があった管)を消毒し薬で封鎖する処置のことを指します。この治療を途中で中断してしまうと、再び根管に細菌が入ってしまい放置しておくと根の周囲に膿ができたり、むし歯が根の方まで侵入し、最悪の場合に歯を抜かないといけなくなってしまいます。
「仮のフタのままにしておくと・・・」
・むし歯などで歯を削った後は詰め物や被せ物を作るために歯の型取りをすることがあります。 出来上がった詰め物や被せ物はとても精密なもので歯との隙間ができないように作られています。その為に型取りをしてからあまりに時間が経ってしまうと調整が難しくなってしまったり、詰め物・被せ物自体が入らなくなってしまう場合があります。また詰め物が入るまでの期間についているものはあくまでも仮フタになります。長期間そのままにしておくと、再びむし歯になったり歯の神経を抜かなくてはいけなくなる場合もあります。
「抜歯をした後」
・抜歯をすると痛みがなくなるので、奥歯など目立たない部位だとそのまま放置してしまう方がいます。そのままにしておくと失った部分には周りの歯が倒れこんできたり、噛み合う歯が伸びてきたりと歯列や噛み合わせを乱してしまいます。抜歯した後はその部位をどのようにして補うか担当医に相談することをオススメします。
●健康な 歯を維持していくには!
治療経過段階で放置してしまうと、症状が再び進行してしまうことがあります。例えば仮歯の状態で放置する方も居ますが、いつまでもその状態だと外れたり、隙間から細菌が侵入し再びむし歯になってしまうなんてこともあります。仕事や用事などで治療を中断せざるを得なくなり、次の予約を先延ばしにしてるうちに通いにくいと感じることがあると思います。もちろん「気まずさ」はあるかとは思いますが、それよりも配すべきものは「歯と口腔内環境の悪化」です。当院では、患者様一人ひとりに担当の衛生士がつき、一緒にお口の中の環境改善をお手伝いさせて頂いてます。治療を中断された患者様にも再予約をして頂きたいと考えておりますので、治療期間が空いてしまっても気兼ねなくお越し下さい。
中津まさデンタルクリニック 06-6373-8825