中津まさデンタルクリニック
国際口腔インプラント協会・認定医
女性と歯科

女性と歯科の大切な関わり

Tel.06-6373-8825(歯はにっこり)

妊娠と虫歯の関係

 妊娠、出産を境に虫歯や歯周病になってしまうことは多くあります。

 妊娠中のつわりがひどい場合は食事が一度に十分とれないこともあり、小分けにしてとるため口腔内がいつも酸性になっていることが多く(ブログよりステファンカーブ参照)、また吐き気等によりブラッシングが十分にできないために虫歯になりやすくなっています。また出産後も育児で忙しくなり、自分自身のことが十分にできなかったり、離乳食に合わせて母親自身も口腔内に食物を摂取する回数が増えることによって酸性の状態は続きます。

 妊娠中に確実にブラッシングができない場合はやはり定期的に歯科医院で歯石を取る等の処置が必要になってきます。 妊娠、出産を境に虫歯や歯周病になってしまうことは多々あります。 また、細菌は母子感染をします。子供に感染させないためにも母親自身の十分な口腔内ケアは重要なのです。

point 定期的に歯石を取る
母親自身の十分な口腔ケアが重要

妊娠性エプーリス(妊娠性肉腫)

 妊娠中は部分的に歯肉が腫れることがあります。

 原因は、女性ホルモンの増加やバランスの変化に伴うものです。とくに上の前歯の唇側によくできます。一般に妊娠2~3ヶ月頃に発症します。大きさは直径2cm以上になることはまれですが、発育は非常に早いものです。出産後には自然に消退しますが、妊娠中のブラッシングのしづらさ等により歯周病を悪化させる可能性があります。

 また妊娠性エプーリスの70% は歯肉に起こりますが、それ以外にも舌、口唇頬粘膜、口蓋にも発症します。 出産後に歯周病にならないためにも妊娠中、出産後には定期的に口腔内のクリーニングが必要です。ご自身で完全にできないと思ったときには歯科医院で定期的にクリーニングをすることが大切です。

point 妊娠中は歯周病が悪化しやすい
出産後は定期的にクリーニングが必要

月経と歯周病の関係

 月経(特に月経前)になると歯肉が腫れる方がいます。

 これは女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの増加に伴い、毛細血管が影響されることと、代謝の変化により炎症反応が過度になることが考えられます。 こうした症状は特に月経がひどい方に多くみられます。

 月経時の歯肉炎は月経が終了すると治まりますが、こうした症状が何度も起こる方は炎症部位に歯石がたまりやすいので歯石を取ったり、歯肉の消毒を行うことが必要になってきます。そのまま放置しておくと歯周病になってしまいます。あまりにも歯石がつきやすい人や月経後も出血や腫れが続く人は定期的なクリーニングをおすすめします。

point 月経時期に歯茎が腫れやすい
定期的に歯石を取る必要がある

妊娠と歯周病の関係

 歯周病を持っている母親の早産のリスクは7倍になる。

 母親が歯周病にかかっている場合の胎児への影響についてはいくつも報告がありますが、早産や低体重児出産等がその代表的なものです。 歯周病の原因菌は歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、血液と共に全身をめぐり臓器や器官に侵入します。こうした菌は羊水中にまで影響を及ぼし、早産、低体重児の原因となることがわかってきました。

 ノースカロライナ大学の歯周病学教授Steven Offenbacherらの研究によると歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、膣感染症が起こっていると報告しています。リスクの割合は歯周病がない母親にくらべて歯周病を持っている母親の早産のリスクは7 倍になると報告しています。

 ちなみに飲酒をする母親の早産のリスクは3倍です。

 歯周病をきちんと治療し、ブラッシングをしっかり行うことでそうしたリスクは防げます。 そのためにも、妊娠前にきちんと検査を受け治療を終了させておくことと、妊娠中および出産後にケア-を受けることが必要です。

point 歯周病は早産のリスクが高い
妊娠前に検査と治療を終わらせる

骨粗鬆症と歯科治療

 骨粗鬆症とは骨の中のカルシウムが減少し、骨の強度が減少する病気です。

 歯科においても骨粗鬆症は非常に大きな問題であり、骨粗鬆症と歯周病が重なると歯周病は急激に進行していきます。今まで何でもなく、食事ができていたのに、急激に歯を失ってしまうことになり、食事をすること自体に支障がではじめ、体力の低下を招くことにもつながります。

 また治療に際しても、この 2つが重なってしまうと非常に複雑になってしまい、治療を困難にさせます。 定期的に歯周病の検査はもちろんのこと骨のカルシウム濃度の測定も行った方が良いでしょう。気になる方は整形外科で検査を受けられた方が良いと思われます。特に女性の方は注意が必要です。

point 骨粗鬆症と歯周病の併発は危険
定期的に歯科と整形外科の受診を推奨

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