こんにちは。中津まさデンタルクリニックです。
本日は「フッ素」についてご紹介していきます。
まず初めにフッ素とは歯の質を強くする自然元素のひとつになります。自然界の物質でもあり私たちが毎日食べる物の中にも含まれているのです。歯質を強化することから世界各国で虫歯予防に使われています。
●フッ素の効果
フッ素は歯の表面から取り込まれることにより酸に溶けにくい抵抗力の強い歯が作られます。特に生え始めて小学2年生くらいまでの歯が一番フッ素を吸収されやすく、虫歯の予防に最適と言われています。また再石化の促進を促すことから、ごく初期の虫歯なら自然に再修復することがあります。この他にも酸産生の抑制をすることで細菌の働きを抑制して酸を作らないようにしていく効果もあります。
●フッ素の利用方法
①フッ素塗布・・・歯科医院での定期検診に合わせて行っています。3~6ヵ月ごとに行うことをお勧めしています。定期的に塗布することで効果が保たれます。
②フッ素洗口・・・フッ化物洗口でぶくぶくとうがいをしていきます。こちらは毎日続けていくものです。
③フッ素配合の歯磨き粉を利用する・・・フッ化物が配合された歯磨き粉を使用することで初期の虫歯を防いだり、歯周病の予防にも繋がります。また歯を溶けることを予防する効果もあり知覚過敏の予防にもなります。
フッ素を塗布してから30~1時間ほど飲んだり食べたりを控えてもらうことで効果はあがってきます。
このようにフッ素にはたくさんのメリットがあります。特に歯の平らな面には効果的です。逆に奥歯の溝の虫歯予防にはシーラントをすることで予防できます。シーラントについては次回ご紹介致します。
皆さんもフッ素を取り入れて虫歯の少ない歯を目指していくことをお勧めします。